自己分析の仕方

試験まであと1か月程度になりました。
限られた時間の中で、何をやるべきなのか、
自分が受験生だったときにやっていたことと、
今まで教えてきた生徒たちがこの時期に何をやって合格したのか。
ポイントを絞って話していきます。

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一カ月前の学習で私がやっていたこと

いつかの記事にも書きましたが私は約3カ月で学科試験を突破しました。
ただし、当時の私は会社を辞めていて、時間だけは毎日フリーでした。

ですので、仕事をしながら勉強をしている方にはほとんど参考にならないかもしれませんが、
しかし時間がないからこそ出来たことがあると思っています。

基本的に独学で勉強していましたが、資格学校の模試は受けていました。
模試は独学の人でも受けた方が良いと思っています。

理由としては、

過去問にない問題に自分が対応できているのか。
出来ていない項目はどこなのか。
本番を想定して時間を使えているのか。

など得られることがたくさんあります。

私の場合、当然勉強が間に合っているはずもなく、残りの時間で何をすればいいのか、この選択によって合否が決まると考えていました。

模試の結果が返ってきて自己分析をするのですが、
正解していたかどうかではなく項目ごとに理解できていたかを確認していきました。

たとえば法規であれば

<法規>

用語の定義:〇

面積・高さの算定:△

制度規定:〇

一般構造:△

耐火・防火・避難:×

・・・

といった感じで項目ごとにチェックをしていきます。

この時、下記のイメージで自分に厳しく採点を行いました。

〇:完全に理解している。どういう問われ方をされても答えられる。

△:答えられるものもあるが、理解していない、覚えきれていない部分がまだある。

×:あまり理解できていない、理解するのに時間がかかる。

ほとんどに△と×が付いたのですが、ポイントは△にあります。

×は時間がかかるので、はっきり切り捨てました。
△については、時間をかけてでも、〇になるように勉強時間を割り当てます

この時、合格ラインを満たすためには、
どの項目を完璧にしていけばいいのか、優先順位を決めます。
少なくとも90項目は〇になるようにすれば、90点は取れるだろうという想定です。

ざっくりどういう方針だったかというと、

難しい計算問題は捨てて、簡単で頻出の高い計算は出来るようにする。
用語、数値は正確に覚えているかどうか、穴埋め問題を自分で作成して教科ごとに毎日繰り返す。

全然勉強が間に合っていない今の自分が、限りある時間の中で合格するために、何に時間をかけるべきなのかを考え、取捨選択を行う

これが私が行った自己分析です。

はっきりいって、この方法がいい方法とは思いません。
本来であればもっと余裕をもって予定を立てるべきです。

ただ一カ月あればまだまだ出来ることがたくさんあります。
その使い方を考えることは、誰にとっても有効なものでしょう。

一カ月前の学習で生徒が実践していたこと

勉強が間に合っていない生徒でも、
この時期の勉強の仕方で合格したケースを私は結構見てきました。

そういった方がどういう勉強をしていたかというと、
過去三年分の過去問に絞って学習を行っていました。

教材としてもらっている方もいると思いますが、
近年の問題の傾向を知ることができ、
なおかつ高い確率でその中から類似問題が出題されます。

2018年度の問題でいえば、約40問近くがその中から出題されています。
このことから、まずは過去3年分の出題をしっかり分析しながら、
理解を深めることが合格のカギとなります。

あとは、当然のことですが授業でやってきた基本的な項目を確実に得点できているかの見直しになります。

難しい問題を解けるようにするよりも、
基本的な問題を取りこぼさないようにする方が、全体的に点数が伸びます。
これは私が行っていた△を〇にする作業と同じことを指しています。

まとめ

時間がかかる項目は場合によっては捨てる。
過去3年分の出題項目に対して、どういう問われ方をしても答えられるようにする。
基本問題で取りこぼしがないか確認、そこに時間を使う。

泣いても笑っても、あと1カ月です。
自分の今出来ることを全力でやりましょう!

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