法規の勉強を行う上で重要なことは過去問がどのような傾向で出されているのかを知ることです。
それを把握した上で効率の良い勉強の方法とは何なのか、私なりに解説していきます。
本試験の内容について
まず法規は法令集が持ち込み出来る試験となっています。
法令集をうまく活用出来れば高得点が狙えます。
また本試験の問題数が30問となっています。
毎年問題の内容は決まった項目から多くの出題がされます。
例えば、防火区画に関する問題はほぼ毎年1問出てきます。
その時、問題の解く手順さえ覚えていれば、必ず正解することが出来ます。
法令集について
法令集は使い方を誤ると、本試験で大きな落とし穴にハマります。
先ほども述べましたが問題数は30問、一問ににつき4つの選択肢があります。
そして試験時間は1時間45分になります。
つまり1問1答で答えようとした場合、120問を105分で解く計算になります。
1問にかけられる時間は1分もないということです。
このことから解らない問題を、法令集を調べて答えを出そうとする行為は、自殺行為だということがわかります。
ではどうすればよいのか。
他の教科と同様に覚えればいいのです。
法規を攻略する方法は、法令集に頼らずに解ける問題をいかに増やすかがポイントになります。
それと同時に法令集を引いたほうが早く答えられる問題も存在します。
ですので勉強している段階で、
項目ごとに法令集の早引きを練習して答えられるようにするか、
しっかり覚えて答えられるようにするか、
どちらで勉強するべきなのかを、きちんと決めることが大切になります。
具体的な勉強方法
私が受験生だったときは、1問1答を心掛けていました。
そして参考書をベースに、覚えて答えられるものは極力覚えるように、
法令集は引ける様にするのではなく、序文をしっかり読み込んで、何が書いてあるのか理解するようにしていました。
そして一番意識していたのは、スピードです。
1問にかけられる時間を文章を読む時間を含め、1分を目安に1時間当たりの回答数と正解率を毎回記録していきました。
これによって本試験当日は、ほとんどの問題を法令集を引かずに答えられるようになり、時間も15分程度余った状態で30問解くことが出来ました。
その余った時間で怪しいところを再チェックし、見落としに気がついた問題も何問かありました。
まとめ
結論として、1問1答で答えるようにすること、スピードを常に意識すること、そして過去問を繰り返し何度も練習することです。
問題を解くための手順は、また後日、法規の項目別の記事に詳しく書いていこうと思います。